外壁を塗装したい!どのくらいの期間でできるのか、段階ごとにご紹介します

外壁を塗装したい!どのくらいの期間でできるのか、段階ごとにご紹介します

外壁の塗装は、足場を組んだり飛散防止シートをかぶせたりと大掛かりな作業を伴います。今回は、外壁塗装にどれだけの期間が必要か、一般的な二階建て住宅を例にご紹介します。あらかじめおおよその施工期間を把握しておくことで、作業を省いて大幅に期間を短く設定してくるような悪徳業者を見抜くことが可能です。外壁塗装をご検討中の方は、ぜひこの記事を参考になさってください。

外壁塗装にかかる期間は発注前に確認する

外壁は24時間365日常に雨風や紫外線にさらされ続けているため、大変劣化しやすいパーツです。メンテナンスフリーをうたっている外壁もありますが、大きく劣化しにくいというだけで少なからず劣化をします。そうして耐久性の落ちた外壁をそのまま放置していると、遮熱性や遮音性が低下して住み心地が悪くなってしまうでしょう。また、ひどくなると内部まで劣化が侵食し、より大規模な修繕が必要となることも考えられます。そうならないためにも、外壁劣化の細かいサインを見逃さず、定期的に外壁の塗装をすることをおすすめします。

外壁塗装にかかる期間は発注前にあらかじめ施工業者に確認しておくことが必要となるでしょう。外壁塗装中は、家の外周をぐるりと足場で囲み、その上からさらに高圧洗浄の水や塗料が飛び散らないよう養生シートを張ります。それに伴い、日常生活を送る上で不便も多々起こりえます。たとえば洗濯物が外に干せない、作業にあたる職人の眼につかないようカーテンを閉め切ったままにしておく、匂いに悩まされる、といったことが出てきます。そうした不便がいつ解消されるのか、先の見通しを立てるためにも外壁塗装にどのくらいの期間を要するのか、契約時に確認しておくことが重要です。

各工程にかかる一般的な期間

ここでは、二階建ての住宅を例に、外壁塗装の描く工程に必要な期間をご説明します。

二階建て住宅であれば、全行程で約2週間みておけばよいというのが一般的な傾向です。まず、作業前のあいさつ回りと足場や飛散防止シートの設置にそれぞれ1日ずつかかります。施工業者が足場の組み立てを外部業者に委託する場合には、一日程度加算されることがあるでしょう。足場を設置したら、次は壁の洗浄に移ります。壁面についている汚れやカビ、コケやホコリなどを高圧洗浄水で洗い流します。作業自体は汚れの度合いによるものの、おおよそ半~1日程度で終わることがほとんどです。しかしそのあと自然乾燥する必要があり、気候にもよりますがこの工程には丸1~2日かかります。

次に行うのは下地の補修です。新しく施す塗装をうまく定着させるための工程で、具体的には「古い塗装を剥がす」「平らにならす」「ヒビ割れの補修、窪みのパテ埋め」といった作業を行います。下地の劣化具合に寄るものの、おおむね1~3日あれば終わるというのが一般的です。これが終わると次は、塗装前の養生作業に入ります。塗装を行わないエアコンの室外機や窓枠に塗料が付かないよう、養生テープや薄手のシートをかぶせて保護します。養生が終わるといよいよ本格的な塗装です。

一言で塗装といっても三段階に分かれており、下塗り・中塗り・上塗りをそれぞれ一日ずつかけて行います。使用する塗料によっては二回ですむこともありますが、工程ごとにしっかり乾燥する必要があるため、天候によっては三日間以上かかることもあります。それが終われば、仕上がりの点検です。塗りムラや塗り残しがないか確認しまし、場合によっては手直しを加えます。依頼主も何か気付いたことがあれば、足場を解体する前のこの段階で指摘しておきましょう。点検にはおよそ一日あれば十分です。最後の一日間で、後片付けとして足場を解体・撤去して外壁塗装の全工程が終了となります。

  • 挨拶周り :1日間
  • 足場・飛散防止シート設置 :1~2日間
  • 高圧洗浄 :1~3日間
  • 下地の補修 :1~3日間
  • 養生 :1日間
  • 塗装 :3日間
  • 点検 :1日間
  • 足場解体 :1日間

塗装期間を短くしたい場合

何か事情があって塗装の期間を短縮したい場合には、施工業者に相談してみましょう。職人を増やす、天候の良い時期を選ぶといった提案をしてくれる場合があります。とはいえ、あまり極端に短い工期を提案してくる業者には注意が必要です。前章で説明した工程・期間は最低限必要なもので、それよりも大幅に短いスケジュールを提案できるということは作業がおろそかになっていたり、どこかの工程を省いていたりする恐れがあります。期間の短縮にこだわりすぎず、日程には余裕を持って依頼することをおすすめします。

実際の塗装期間はさまざまな要因で前後する

これまでに挙げたような理由から、なるべく見積りの段階で詳細なスケジュール表を作成してもらいましょう。大半の施工業者では事前に用意されているはずですが、中には工事期間の明示に抵抗を示す業者もいます。その理由のひとつに、事前に提出したスケジュールから遅れが出た場合にクレームに発展する恐れがあるということが挙げられます。とはいえ、依頼主も生活に不便を強いられるため、さまざまな事情で遅延する可能性もあることを踏まえた上で、おおよそのスケジュール期間を提出してもらいましょう。

塗装期間が遅れる要因にはいくつかありますが、そのうちのひとつが天候や気温です。外壁塗装は屋外での作業となるため、雨風が強い日は、安全上、また扱っている素材の都合上作業を休まなければなりません。また、気温が極端に低ければ洗浄後の水気や塗料の乾燥により多くの時間を必要とします。これらを踏まえて、作業日程はあらかじめ余裕を持って組まれているのです。また、梅雨や台風といった時期は塗装期間がより長く設定される傾向にあります。塗装期間の決定にはこうした事情があることを踏まえておきましょう。

まとめ

今回は外壁塗装に必要な期間について一般的な事例をご紹介しました。埼玉県に会社を構える「株式会社eight」では、外壁工事を承っております。現場の状況や塗料の特性を見極めたうえで、お客様のご要望に沿うようなご提案を心掛けております。良い状態をより長く保てるよう誠心誠意施工いたしますので、外壁塗装をご検討中の方はぜひお気軽にお問合せください。