外壁リフォームを失敗しないためにチェックすべきポイントと工事の種類について

外壁リフォームを失敗しないためにチェックすべきポイントと工事の種類について

建物の印象を大きく左右する外壁。そのため自宅やオフィスの外壁をこだわる方も多いのではないでしょうか。同じ建物でも、外壁の色を変えるだけでガラリと雰囲気が変わります。もちろん見た目の演出だけでなく、外壁は建物を守る大切な役割があります。そのため耐久性やメンテナンスの事も考えていかなければなりません。

外壁リフォームをお考えの方へ、押さえておきたいポイントやリフォーム方法についてご紹介いたします。

リフォームの目的と外壁の現状確認

リフォームの目的によって作業の種類や規模が変わります。外壁の劣化による修復や補強が目的のリフォームの場合は、まずは外壁の状態をチェックしましょう。外壁の色あせ、塗装の剥がれ、壁表面のひび割れ、カビやコケの有無を確認して、これらの症状が軽度な場合は塗装し直すだけで綺麗になることが多くあります。

壁を触って手に粉が付くのはチョーキング現象といって塗装の劣化によるものですが、これも軽度な劣化に入ります。しかし大きな割れがあったり、表面だけでなく内部の方まで劣化があったり、サイディング外壁の裏側が雨水によりボロボロになったりなど、塗装だけでは修復不可能な場合には重ね張りもしくは張り替えなどの作業が必要です。

同様に、安全のために防火性を上げたい時も塗装では解決しないので重ね張りや張り替えが基本となります。見た目をオシャレにすることが目的の場合、塗装で色だけを変更するという選択肢もありますが、重ね張りや張り替えを行うことで外壁模様や素材を変えることができるのでより大きな変化を楽しめます。

外壁リフォームの種類

塗装

外壁塗装工事では、劣化部分を補修し、新たな塗料を塗装することで失われた保護機能を回復させることができます。高圧洗浄で汚れやカビやコケを落とし、ひび割れなどの下地補修などを行ったのち、塗料を塗っていきます。

重ね張り(カバー工法)

古くなった外壁の上から新しい壁材を張ることをいいます。外壁表面の劣化ではあるけれど、塗装では修復できないような劣化に対して行いうことが多いでしょう。古い壁材を撤去する手間とコストが省けます。

張り替え

外壁が内部まで劣化している場合に古い外壁素材を撤去してから新しい壁材を張る方法をいいます。重ね張りでも対処できないような劣化の場合に行いますが、張り替えが必要かどうかはプロの目での判断が必要となります。

外壁リフォームをする際に気をつけるべきこと

色のイメージの相違

外壁の色選びは、一番失敗しやすいポイントとなります。

パソコンでカラーシミュレーションを行い、完成後を頭の中で想像して選んでも、いざ完成してみると太陽光の元ではイメージと違ったり、小さなサンプルで見ていたものが壁一面に色をのせてみると面積効果により明るく見えたりなど、色選びは大変難しいので慎重に決めることが大切です。

また、汚れやすい色はその分お手入れの手間がかかるので注意しましょう。

リフォームしない部分のデザインとのバランス

外壁のデザインのみを考えすぎて屋根やドア、サッシなど変更しない部分のデザインとの相性が悪くなってしまうなんてことも陥りやすいポイントです。

周囲とのバランスを考えてデザインを選びましょう。また周囲の建物と調和を合わせたいのか、あるいは目立たせたいのかによっても選ぶデザインは異なるかと思います。

コストパフォーマンス

安くてお得な素材の壁材を選んだつもりでも、耐久性などの問題により数年でまたリフォームし直すなどして、結果的に高くついてしまうこともあります。長い目で見てコストパフォーマンスを上げたいなら、素材ごとの耐久性も重視して選びましょう。

シリコンやフッ素素材の塗料は耐久性も高く、最も使われているものです。サイディングにおいても窯業系、木質系、樹脂系、金属系の4つの種類があります。耐久性・防火性・防音性・防水性などバランスよく優れ、日本で主流となっているのは窯業性のサイディングです。

メンテナンス時期の確認

外壁は紫外線・雨風・ホコリ・地震の揺れ・気温の変化などで起こるダメージを毎日受け、年々劣化をしていきますので、遅かれ早かれメンテナンスは必要となります。外壁の作りや状態、壁材にもよってもメンテナンス時期が変わってきますので、プロにお尋ねください。

外壁工事に向かない天候

雨や雪の日は塗装工事ができなくなってしまいます。そのほか気温が5℃未満、湿度が85%以上でも行えません。そういった悪条件のなか、無理やり工事を行っても耐久性に影響が出るのでご注意ください。

まとめ

外壁のリフォームを考える際の、気をつけるべき点や施工方法などご紹介いたしました。とはいえ、外壁の状態は建物によってさまざまですし、リフォームのタイミング、工事の規模など悩むことが多いかと思います。また余計な出費を抑え、適切なリフォームを行うには、素人ではやはり厳しいといえます。

リフォームはプロに相談が必要不可欠です。不安な点がある場合は、些細なことでも構いませんので「株式会社eight」へお気軽にお尋ねください。