マイホームの外壁を美しく彩りマイホームを守るサイディングとは?

マイホームの外壁を美しく彩りマイホームを守るサイディングとは?

読者の皆さんの中で「サイディング」という言葉を知っている方がどのくらいいらっしゃるでしょうか?実際にマイホームを建てた、リフォームした、外壁修理を行った方でないと聞いたことがないかもしれません。サイディングとは、外壁の外側に張り付ける建材の総称です。では、サイディングにはどのような種類があり、どのような効果が期待できるのかをまとめていきましょう。

かつてはモルタルを塗るのが一般的だった

マイホームの外壁は、かつて塗り仕上げが一般的でした。少し古めの一戸建てなどの外壁を見ると、木材でも石でも金属でもなく、何かを塗って仕上げていることがわかることでしょう。

こういった塗り仕上げで用いられているのがモルタルです。モルタルは石とセメントと水を混ぜ合わせたもので、耐火性などはあるものの、経年劣化によりひび割れが起きてしまうという問題がありました。

さらに問題はモルタルを塗るという工程。モルタルを塗るのは熟練の職人が行いますが、塗ることに大変時間がかかりました。さらに家の外壁全体に塗るため、家の総重量が重くなり、家自体の耐久性にも影響を与えているという面もあります。

そこで近年徴用されるようになったのがサイディングということになります。

サイディングを使用するメリット

サイディングを使用するメリットはいくつか考えられますが、まずが経年劣化に強いということが挙げられます。もちろんサイディングも素材や天候次第では劣化をしますが、大きな亀裂が入るような劣化の仕方はしません。

続いてモルタルと比較して軽量の素材が多いということも挙げられます。外壁の重量が軽くなるということは、それだけ家の躯体に対するダメージが軽減されるでしょう。さらに、耐震性能も高くなるというメリットもあります。

最後に最も大きいのが設置の工程です。モルタルは均等の厚みに塗る必要がありましたが、サイディングは事前に工場で計測通りの長さに切り分けられますので、建材を壁に貼り付けるだけで完了します。

モルタルを塗るのと比較すれば技術的には簡単であり、さらに費用面や時間の面でも安く、早く仕上げることが可能です。

サイディングの種類

サイディングで使用される素材は大きく分けて4種類。それぞれに特徴があり、メリットやデメリットがありますので解説していきましょう。

窯業サイディング

窯業サイディングとは、現在最も使用されることが多いサイディングの方法です。窯業とはセメントと繊維質のものを混ぜ合わせて作る建材で、耐火性、耐天候性の高さが魅力の建材になります。

メリットとしては、セメントと繊維質の混合物ですので、形や色などのデザイン性に自由度が高く、多くの種類が存在することでしょう。またベースがセメントですので耐震性も高く、それでいて費用面でも低コストというメリットもあります。

金属系サイディング

金属系としてはアルミニウム、ステンレス、ガルバリウムなどが中心となります。ある程度のデザインは存在しますが、デザインの豊富さといった点では窯業サイディングほど多くはありません。

その代わりといっては何ですが、そもそも金属ですから冷水に対する耐性は非常に高く、長期間メンテナンスフリーでも問題がないというメリットがあります。コスト面では窯業サイディングと比較すると少々高くなりますが、長期間メンテナンスがいらないサイディングを探している方にはおすすめです。

木材サイディング

読んで字のごとく、天然の木材に塗装を施して利用するサイディングもあります。木材のメリットは、やはり見た目の風合いでしょう。全体的に気で覆われているようなデザインになりますので、温かみのあるデザインに仕上がります。

ただし、素材が木材だけに耐水性は高くありません。一定期間でメンテナンス、もしくは交換が必要となりますので、その点は理解しておく必要があります。また家の外壁全体に天然素材の木材を張り付けるケースが多く、コスト面でも高くなる傾向にあります。

樹脂系サイディング

日本国内ではあまり見かけませんが、欧米を中心に海外では非常に大きなシェアを持つのが樹脂系のサイディングです。樹脂成型されているサイディング材は、耐火性や耐水性などはもちろん、塩害などにも強く、サイディング素材としてはかなり理想的です。しかも重量が軽いために家の躯体に対するダメージが少ないのも特徴でしょう。

デメリットを挙げると、遮音性能の低さがあります。「軽く薄く」が樹脂系サイディングの基本となりますので、音が漏れやすいという特徴があります。隣家との距離が離れているケースが多い欧米では重宝されるものの、都市部など隣家と接しているケースが多い日本ではさほど数が多くないのはこの遮音性が原因かもしれません。

まとめ

近年のマイホームの外壁はサイディングを施すのが当たり前の考え方になっています。どのような素材のサイディングがいいのかは、人それぞれの考え方や家の立地にもかかわってきますので、慎重に検討するようにしましょう。

サイディングのメンテナンスなどに関しては専門家がいる業者に依頼するのがおすすめです。見分け方としては、「NYGサイディング施工士」という資格を持つ職人がいる業者がおすすめです。サイディングの有資格者であるNYGサイディング施工士が在籍する業者は、NYGの「施工会員」担っている業者を探せば間違いありません。

私たち「株式会社eight」は、もちろんNYGの施工会員として名簿に載っている会社になります。サイディングはもちろん、外壁補修、外壁塗装などに関しては多くの施工実績を持ち、確かな技術を持つ職人が多く所属しています。

家の外壁関して何か不安や疑問がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。塗装や補修はもちろん、相談だけでも誠心誠意対応いたします。